
昨夜、大浜のリーフ内(水深1m)で、ウンバチイソギンチャクを見つけました。白化により死滅した枝サンゴが堆積し、藻に覆われているところに付着していました。海藻のような白いものが、ウンバチイソギンチャクです。直径10cm。触手は夜間しか伸ばしませんので、昼間は、ガサガサした海藻にしか見えません。白い体壁の突起から刺胞という毒矢を発射します。毒は非常に強力で、刺されると激痛で呼吸困難に陥り、溺れる可能性があり、患部は壊死することもあるそうです。
応急処置は、海水で刺胞球を洗い流し(真水や酢をかけてはいけません。刺胞の発射を促します)、氷や冷水で患部を冷やします。重症の場合、医療機関に搬送しなければいけません。
大浜では、いままで生息していなかったので、ショックでした。他の海岸でも、同じような環境の場所に、進出しているものと思われます。
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