大浜&和瀬でサンゴ着生板を回収してきました。
なんだかいろいろ着いていて、ちょっと感動。。。
C-8080
調査概要
サンゴ礁再生の可能性・手法等についての調査。サンゴの放精放卵の時期の合わせ、海中に稚サンゴの付着基盤を設置し、稚サンゴの着生状況を把握する。来年度、着生状況の良好な海域に移植用の幼生着生具を設置し採苗、海中で1年間成長させ、再来年度に移植試験を行う。
調査方法
(1) 調査海域の選定。ミドリイシ類が多く生存し、サンゴの産卵(放卵放精)観察がしやすい、名瀬市大浜沖と住用村和瀬沖を選定。
(2) サンゴの産卵期の特定のため潜水調査を実施。
(3) ミドリイシ類の放精放卵時期に、調査海域に着生基盤(10cm×10cmのスレート板を1cm間隔に連結したもの)を設置。
(4) 3ヶ月後に回収し、稚サンゴの着生数を調べる。
調査結果
稚サンゴ着生が多かったのは、大浜−3m地点に設置した着生板であった。ミドリイシ科の稚サンゴも多く、来年度、着生基盤を設置するのに最適な地点と思われる。大浜−1m地点の着生板は、台風により流失。和瀬−2mでは、ハマサンゴ科が多く、和瀬−5mでは、着生は見られなかった。
(1) 名瀬市大浜沖礁斜面(−1m/−3m)
平成17年6月27日設置。平成17年9月29日回収。
着生数 −1m地点 台風により流失
−3m地点 27(内ミドリイシ科23)
(2) 住用村和瀬沖礁原 (−2m/−5m)
平成17年6月22日設置。平成17年9月29日回収。
着生数 −2m地点 21(内ミドリイシ科0)
着生数 −5m地点 0
(3)サンゴの放卵放精の時期
和瀬沖では、平成17年6月27日〜29日に、ミドリイシ属のサンゴの一斉
産卵が見られた。
ハナヤサイサンゴ科
ハマサンゴ
ミドリイシ科
ミドリイシ2
ミレポラ