©Katsuki Oki
興克樹(おきかつき)
奄美海洋生物研究会会長 奄美クジラ・イルカ協会会長 奄美群島認定エコツアーガイド 鹿児島県自然保護推進員 希少野生動植物保護推進員 日本サンゴ礁学会会員 日本ウミガメ協議会役員 日本自然科学写真協会会員 ティダ企画有限会社 代表取締役 興克樹 <業務案内>希少野生生物・海洋生物写真&映像ライブラリー。水中4K撮影。エコツアーガイド。サンゴ礁調査。ウミガメ調査。イルカ・クジラ調査。水生生物調査。外来生物調査。環境教育にかかる講話等は無償ボランティアで承ります。 <エコツアー> 希少種を巡るナイトツアー 季節ごとに変わりゆく夜の海辺や森の希少種たちの織りなすドラマティックな生態をご案内します。調査業務等の無い日限定の開催です。 開催時間:19:00頃〜4時間 催行人数:2〜5名 料金:大人8,000円:小中学生4,000円(税保険料込) 申込:090-8914-9801 2004ブロガーコンテスト受賞 2015南海文化賞受賞 2018日本サンゴ礁学会サンゴ礁保全奨励賞受賞 掲載写真&記事無断使用禁止 カテゴリ
全体 危険生物 哺乳類 鳥類 爬虫類 両生類 昆虫 植物 甲殻類 両側回遊魚 サンゴ サンゴの産卵 ストランディング クジラ&イルカ ウミガメ 海洋生物 風景 魅惑の滝 外来種 骨 水生生物 親ばかサンデー 奄美大島☆NEWS Mac&Camera MOVIE 写真展 講演・講話 奄美自然劇場*いきもの映像図鑑 TVロケ/放送案内 新聞/雑誌掲載 海岸利用 未分類 タグ
E-330(244)
8mmF3.5Fisheye(205) E-3(152) 7-14mmF4.0(76) 300mmF2.8(72) μ1030SW(67) 50mmF2.0Macro(51) E-300(51) EC-20(44) EC-14(36) サンゴ(27) 50-200mmF2.8-3.5SWD(26) 12-60mmF2.8-4.0SWD(21) LEICA D SUMMILUX 25mmF1.4(19) ウミガメ(19) HDR-FX1(18) GRD3(11) アカウミガメ(9) 産卵(8) 海岸利用(8) 以前の記事
2023年 12月 2023年 06月 2022年 12月 2021年 12月 2021年 11月 2021年 09月 2021年 06月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 08月 2020年 07月 2020年 06月 2020年 01月 2019年 12月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 2004年 08月 2004年 07月 2004年 06月 2004年 05月 2004年 04月 2004年 03月 フォロー中のブログ
ライフログ
その他のジャンル
検索
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
今年一番の大仕事が無事に終わりましたが、来年に向け更なる大仕事が舞い込んできました。更に協力者を募り頑張りたいと思います! 日本ウミガメ協議会の亀崎直樹会長による基調講演では、1988年に初めて奄美大島に調査で訪れ、一部ではウミガメ調査なんて反体制派かと誤解を受け煙たがられながらも、奄美の自然を考える会の高槻義隆氏や田畑満大氏に協力して頂き島中の浜を歩いてウミガメ痕跡を調べた事、龍郷漁協に泊めてもらい混獲されたウミガメを調べた事、選挙監視小屋に誘われ飲まされた話なども含め、当時の興味深いエピソードの紹介がありました。その後、屋鈍沖(テイチ浜)の定置網で混獲されたアカウミガメに衛星発信装置(アルゴス)を取り付け繁殖期以外の行動追跡を調査した話や、2002年瀬戸内町嘉徳におけるオサガメ上陸産卵国内初記録にまつわる時効話などもありました。今後の調査のポイントとして下記のお話がありました。 アカウミガメのポイントとして 1.砂浜をどう守るか 2.増加傾向をどう維持するか 3.増えすぎたら、どうするか 4.オーストラリアとの交流は 5.交尾はどこで アオウミガメのポイント 1.砂浜をどう守るか 2.増えすぎたら、どうするか 3.産卵する場所と育つ場所の関係は 4.八重山、琉球、奄美、小笠原、さらに南方の関係 タイマイのポイント 1.わずかに産卵するタイマイに要注意 2.タイマイは健全なサンゴの指標 3.他のサンゴ礁との交流は 今、奄美に思うこと 1.沖縄に注目が集まり、自然が残ってよかった。でも、これからは→守る事ができるか 2.大事にしていても失われてしまうことがある→いつのまに砂浜が減少 各島ウミガメ調査報告続いて、パネルディスカッションでは、今後のウミガメの活用に向けて「観察時のルール」について議論しました。現在、各島や地域ごとに、調査・観察体制は異なりますが、ハブ生息の有無や産卵回数にも関係するため、ルールに縛られる事無く、各島それぞれの体制で観察会や調査を継続実施していくことになりました。渡連海岸では、体計測や標識装着、写真撮影された個体も、その後上陸産卵を繰り返している事や、屋久島のように一晩に100頭も上陸し見学者が集中するため規制が必要な産卵浜は奄美群島には存在しないので、厳しいルールよりも見学者のマナーやモラルが重要ではという亀崎さんからの助言もありました。ウミガメ観察時における最低限のマナー(赤色ライト使用の推奨・産卵前の写真撮影自粛・地域住民への配慮等)を検討し、今後も周知していくようにできたらと思います。 環境教育におけるウミガメ活用については、実物を見て触れて感じてもらう事が重要で、あくまでもウミガメの保護ではなく、教材としての活用にすべきとの意見が多く、移植や放流会は、子ガメに与える悪影響を子供達に理解させた上で、実施すべきであるという共通認識に至りました。奄美群島においては、ウミガメの産卵浜を有するという地域特性から、将来的には各学校でウミガメを飼育させたりするなど奄美群島ならではの取り組みも可能ではとの提言もありました。 また、奄美群島においては、ウミガメ上陸産卵回数が増加傾向である事から、食文化の記録・伝承についての取り組みも今後必要になるとの意見もありました。 観光利用については、産卵観察ガイド料3000円/人も妥当な金額ではないかとの亀崎さんからの助言もあり、奄美大島では、先行して認定ウミガメ産卵ガイドの検討も行ないたいと思います。 ウミガメ産卵回数や生息数増加に伴い、今後もさまざま課題に直面する事になると思いますが、奄美群島では緩い連携を維持しつつ今後も常時情報を共有し、1年おきに奄美群島ウミガメ会議を継続開催できたらと思います。 閉会挨拶では、亀崎さんから来年度の日本ウミガメ会議の奄美市開催の発表もありました。今年以上に多忙になるかもしれませんが、1年かけて準備を整え万全の体制で、全国のウミガメ屋さんをお迎えしたいと思います。 奄美海洋生物研究会 興克樹
by Katsuki_OKi
| 2013-10-21 23:08
| ウミガメ
|
ファン申請 |
||