奄美群島ウミガメ会議を初開催します。ご期待下さい!
「奄美群島ウミガメ会議2013」
開催日時 2013年10月20日(日)午後3時〜午後6時
開催場所 奄美市立奄美博物館3階企画展示室 (入場無料・申込み不要)
主催 奄美海洋生物研究会
共催 奄美市
後援 環境省那覇自然環境事務所・鹿児島県・奄美群島広域事務組合・奄美市教育委員会
【第1部】
○基調講演(約60分)
「奄美・琉球のウミガメを考える」
亀崎直樹氏(NPO法人日本ウミガメ協議会会長)
【第2部】
○各島ウミガメ調査報告(約90分)
奄美大島報告「シシと雑種とスモモロード」
興克樹・水野康次郎(奄美海洋生物研究会)
喜界島報告「新たに生まれた産卵浜〜塩道長浜〜」
浜川孝久(日本ウミガメ協議会会員)
徳之島報告「ウミガメ上陸による地域の変化〜伊仙町古里集落〜」
池村茂・内山五織(徳之島虹の会)
沖永良部島報告「先進地の現状と課題」
山下芳也・新納忠人(沖永良部ウミガメネットワーク)
与論島報告「サンゴの島のウミガメ調査」
渉裕則(与論町環境課)
沖縄島報告「沖縄島におけるウミガメ上陸・産卵状況」
河津勲(沖縄美ら島財団)
○パネルディスカッション「奄美群島におけるウミガメの保全と活用」(約30分)
コーディネーター:興克樹(奄美海洋生物研究会)
パネリスト:亀崎直樹、各島調査報告者、行政担当者 (敬称略)
(開催趣旨)
奄美群島では主にアカウミガメとアオウミガメが産卵し、日本の産卵総数の約1割となっている。日本は北太平洋に生息するアカウミガメの唯一の産卵地であり、奄美群島はその産卵数の6.5%を占め、熱帯、亜熱帯域を主な産卵地とするアオウミガメについても、奄美群島は小笠原諸島に次ぎ産卵数が多く、アオウミガメの産卵地として重要な地域である。2012年度から奄美大島、2013年度から徳之島においても全域での上陸・産卵調査が行なわれ、今年度初めて奄美群島全域におけるウミガメ上陸・産卵状況が明らかとなった。
そこで、群島内の連携を強化し、ウミガメと産卵浜の保全と活用を図るため、各島(奄美大島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島、沖縄島)の調査代表者を一同に会し、奄美群島ウミガメ会議を開催する。会議では、80年代から南西諸島のウミガメ調査・研究に携わっておられるNPO法人日本ウミガメ協議会の亀崎直樹会長の基調講演を始め、各島のウミガメ上陸・産卵調査結果報告やパネルディスカッションを行い、群島内および沖縄島との情報を共有し、保全や活用についての議論を深め、併せてウミガメの重要産卵地域としての奄美群島の価値を広くアピールする。