先日のウミガメミーティングで講演していただいた日本ウミガメ協議会の石原孝さんが6月26日夜に龍郷町渡連海岸でアカウミガメとタイマイの交雑種と思われる個体の産卵を確認しました。日本国内ではこれまで記録が無く初めての事例となります。産卵したうち20個の卵を産卵直後に採取し、奄美海洋生物研究会で人工ふ化を試みる事になりました。今後、関係機関と連携し、孵化率や子ガメの形態等を調べてみたいと思います。渡連海岸にある残りの卵は自然な状態でモニタリングを続け、自然孵化脱出後に掘削し卵殻から孵化率等を調べてみたいと思います。(奄美海洋生物研究会 会長 興 克樹)
(写真提供:日本ウミガメ協議会)