


暴風で倒れまくり折れまくりのモクマオウ。朝からみんなで除去作業。
管理が楽で成長が早いモクマオウは、奄美でも防風林として広く利用されていますが、暴風に弱く根こそぎ倒れてしまいます。自然遺産登録へ向けて外来種としての問題は勿論ですが最近ではモクマオウ科花粉症もあり観光面からもマイナス要因ですね。
成長は遅いのですが耐風性や耐潮性ではフクギやテリハボクが優っています。モクマオウは樹齢25年で樹勢が衰え、ギャップ更新(倒木などの空間に新たな樹木が更新)も無く、他樹種の成長を阻害します。
もう日常になりつつある気候変動に伴う台風の大型化に備える為にも、防風林の樹種更改等、真剣に考えなければいけない時期に来ているのだと思います。
モクマオウ防災林の更新技術(沖縄県)
防風林帯を再整備モクマオウからフクギに更新(八重山毎日新聞)
沖縄県におけるアレルギー性鼻炎の地域特異性(沖縄県医師会報2月号)