

奄美大島エコツアーガイド研修会にて危険生物を中心に海洋生物の講話をしてきました。
写真はアンボイナ。殻長10cmになる大型で美しい模様の巻貝。ハブ貝ともいわれ貝の中で死亡例の一番高い猛毒を持つ。リーフ内にも生息。貝殻と同じ長さほど口(吻)を伸ばし歯舌歯という毒矢を発射して小魚を捕食する。歯舌歯は、軍手やビニール袋、ウェットスーツも貫通するほど強力。
アンボイナ等のイモガイ類の毒は神経毒で重症の場合、数十分で体の自由を奪われ、全身麻ひ、呼吸困難に陥り死に至る事もあります。応急処置は毒を吸い出しながら(ハブ毒吸引器も有効だと思われます)、早急に医療機関に搬送しなければいけません。
※鹿児島県のホームページに海洋危険生物が掲載されています。