奄美大島☆撮影日記
2023-12-30T23:29:34+09:00
Katsuki_Oki
亜熱帯の楽園?奄美大島サンゴ礁から原生林まで島の不思議な生物たちをじっくりのんびり撮影するはずが・・・生き物達に振り回される慌ただしい日々
Excite Blog
12/31よいお年を
http://amami.exblog.jp/242034680/
2023-12-31T00:00:00+09:00
2023-12-30T23:29:34+09:00
2023-12-30T23:29:34+09:00
Katsuki_Oki
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2023年も多くの皆様にお世話になりました。ありがとうございました。
2023年を振り返ります。
1月、例年通り小湊町内会のホエールーウォッチング体験から始まったクジラシーズン。幸先よく体験乗船でブリーチングが見られました。1月11日から2月末まで奄美空港到着ロビーで写真展開催。1月20日小湊沖合の三ツ瀬で生殖器を出したザトウクジラ成熟オスを確認。まだ誰もみたことのないザトウクジラの交尾観察への期待が高まりました。1月23日には龍郷町ビラビーチで体長3mのシュモクザメのストランディング。年末から観察していたアマミノクロウサギもリュウキュウイノシシに巣穴を壊されつつも無事に巣立ちしました。2月9日に徳之島町山でザトウクジラ新生児のストランディング。リーフ上で解体はできませんでしたが2ヶ月半後に砂浜に打ち上がった骨を回収し、現在、奄美海洋展示館2階で展示中。2月9日には宇検村芦検でハナゴンドウのストランディング。2月16日には国内で初となるザトウクジラの出産前後を観察できました(論文執筆中)。ザトウクジラ調査と同時進行でサンゴ調査報告書や海域利用適正化検討会の開催、国立公園ヒアリングで奄美群島全市町村を巡りました。大和中学校での出前授業もありました。2月21日には長男と武藤敬司引退東京ドーム興行を観戦、偶然出会った友人達と新橋で前夜祭。3月には沖縄美ら島財団とザトウクジラの衛星追跡調査を実施、屋久島までは吐噶喇列島を島伝いに北上していることがわかりました。年度末にはいわき市で長女の職場を見学、会津まで家族旅行に行きました。3月末にはカツオノカンムリの大量漂着もありました。
4月3日にはASIVIで奄美クジラ・イルカ協会総会&ホエールウォッチング大感謝祭を開催、シーズンの労を労いつつ持続的なホエールスイムに向けてルールの改正を行いました。親子クジラへのスイムは3回までに制限しました。4月9日には大和村ヒエン浜でロケットの破片的なモノが漂着し通報。4月17日にはコブシメの産卵・交接の撮影。5月1日には龍郷町安木屋場海岸でアカウミガメとアオウミガメの産卵痕跡を確認、ウミガメシーズンが始まりました。5月8日には古巣の奄美海洋展示館の開館25周年セレモニーに参加。開館準備期間を含め展示館時代に出会った皆様にも支えていただき、現在の調査・研究活動が続けられています。5月11日に県立奄美図書館あまみならでは学舎で「奄美の海洋生物」について講演。5月12日にはかごしま水族館市民講座「ここまでわかった!イルカ研究最前線~座礁クジラが教えてくれたこと~」で漂着記録を活用した奄美の取り組みを発表。5月19日には恐れていた特定外来生物シロアゴガエルが徳之島で確認されてしまいました。5月21日は与論島重要サンゴ群集調査、翌日はサンゴ礁観察会。5月31日には台風前にアマミホシゾラフグの産卵を撮影することができました。6月7日には大島海峡大和浜でミドリイシ属の一斉産卵を確認、翌日8日には大和村思勝湾でミドリイシ属の一斉産卵を確認できました。
6月16日に3年ぶりに龍郷町渡連キャンプ場でウミガメミーティングを開催。6月25日には奄美海洋展示館でウミガメミーティングを開催。意図せずに「ウミガメ放流会やめて」の記事がYahoo!ニュースでバズってしまいました。6月30日には龍郷町ビラビーチでイタチザメに襲われたとみられるアオウミガメのストランディングがありました。周辺で体長3m前後のイタチザメが確認されていましたが、その後の出現はないようです。7月1日には徳之島の千間海岸の干出礁原水路に取り残されたアオウミガメを確認、満潮時に自力で帰海したようです。7月には移入水生生物調査を開始。7月10日には加計呂麻島、請島、与路島、須子茂離れでウミガメ上陸産卵痕跡調査を行いました。7月12日には用安礁池にてアオウミガメ個体識別調査を開始、9月まで月1回実施し出現状況やウミガメシュノーケリングの影響を調べました(個体識別数32個体)。7月13日には奄美市長浜町の浄化センター外周道路の側溝にはまっているアオウミガメ母ガメを救出、奄美市及び現場作業員の方々と協力して長浜港まで輸送し無事放流しました。7月15日から8月31日まで奄美パークネリヤカナヤフェスで海洋生物写真展。7月23日のマッコウクジラ調査ではバショウカジキと泳ぐことができました。7月28日には大島北高の生徒さんへサンゴ礁保全のレクチャー。ヒエン浜に設置したリュウキュウイノシシによるウミガメ卵採食防止試験のセンサーカメラにはシシだけでなくアマミノクロウサギも写りこんでいました。7月31日から8月8日までUターン台風6号の強風域で観察会等が中止になりました。8月13日には恒例の国直ウミガメミーティングを開催、今年はウミガメレスキューをテーマに様々な事例発表がありました。8月16日にはアマホームPLAZA健寿大学で海洋生物の講演を行いました。8月20日には龍郷町海洋教育プロジェクトで「世界に誇る奄美の海洋生物」の講話。夏休みには家族サービスでエンゼルスタジアムで大谷翔平を観たり、SoFiスタジアムでMETALLICAを観たり、本場夢の国やグランドサークルを巡りました。
9月初めは次女の友達の奄美旅行ガイド。上旬にはサンゴ礁モニタリング調査を開始。今年は白化の発生はありませんでしたが、笠利半島東海岸では昨年の白化によりミドリイシ属の死滅も確認されました。9月9日にはシイラにフィンを齧られました。9月20日からミナミハンドウイルカ調査を開始。水中写真による個体識別カタログを作成し12月までに15個体(いち・ちぎれ・さん・ゆい・かけかけ・ささくれ・くう・やぶれ・めめ・みかづき・えむ・しば・うん・はく・ざざ)を識別しました。9月23日にはマッコウクジラの母子群と遭遇、咥えていたイカの触腕を採取しました。10月5日にはラスベガスのSPHEREでU2を観たあと10月6-8日にはインディオで3日間開催されたPOWERTRIPフェスティバル(IRON MAIDEN、GUNS N’ ROSES、JUDAS PRIEST、AC/DC、TOOL、METALLICA)に参戦。太平洋水族館やロングビーチ沖合のホエールウォッチングの視察も行いました。来年も何処かへ…。
11月12日には奄美中央ロータリークラブのアート×環境保全プロジェクトで海洋生物の講話。11月15日には23年連続23回目の瀬戸内町海を守る会の安脚場リーフチェックに参加。11月16日には奄美少年自然の家及び朝仁海岸で朝日中学校1年生のワークショップ。砂浜にアマミホシゾラフグの産卵床やアカウミガメ産卵痕跡を作りました。11月19日には屋久島で日本ウミガメ協議会役員会、砂浜視察も行いました。11月29日にはTVロケで来島された新日本プロレスのオカダ・カズチカ選手にレインメーカーを仕掛けていただきました。同日夕方に奄美クジラ・イルカ協会の総会があり奄美海上保安部による安全講習会、シーズンに向けて安全対策やルールの再確認を行いました。12月2日には沖縄コンベンションセンターで開催された沖縄ザトウクジラシンポジウム2023で奄美のホエールウォッチング事業の取り組みを発表。12月4日から3河川でリュウキュウアユ保全のためのカワウ対策のテグスを設置。うみがめニュースレターには甲羅にテングガイが付着したアオウミガメの観察例が掲載されました。12月9-11日は名古屋港水族館で開催された日本ウミガメ会議に参加。12月15日には笠利町用海岸でアオウミガメの上陸痕跡を確認。各種調査報告書をまとめつつ、12月29日には今シーズン初ホエールスイム、12月30日には今年最後のミナミハンドウイルカ調査を終え、大晦日を迎えました。
今年は少しギアを緩め心に余裕を持った活動ができた気がします。来年もどうぞよろしくお願いします。
みなさまよいお年をお迎えください。
2023年1月
2023年2月
2023年3月
2023年4月
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2023年12月]]>
6/16 ウミガメミーティング開催
http://amami.exblog.jp/241825962/
2023-06-10T09:28:00+09:00
2023-06-10T09:29:32+09:00
2023-06-10T09:29:32+09:00
Katsuki_Oki
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12/31 よいお年を
http://amami.exblog.jp/241691277/
2022-12-31T15:46:00+09:00
2022-12-31T15:46:30+09:00
2022-12-31T15:46:30+09:00
Katsuki_Oki
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2022年も多くの皆様にお世話になりました。ありがとうございました。2022年を振り返ります。
正月早々3日にザトウクジラと初泳ぎ、4日には恒例の小湊町内会のホエールウォッチング体験会でWWシーズン幕開け。6日には早くも母仔群とも遭遇。2022年はザトウクジラ調査と同時進行で三太郎線におけるアマミノクロウサギ見守りカメラ調査も行いました。12日から空港到着ロビーで写真展「命湧く奄美の海」開催、「いのち、むきだし。奄美大島」のポスターも展示。ダイビングと海の総合サイトOCEANAのWEBマガジンocean+αに奄美クジラ・イルカ協会のインタビュー記事が掲載されました。15日にはトンガ海底火山噴火による津波警報で高台に避難。30日にはJWDC日本クジラ・イルカウォッチング協議会オンラインシンポジウムに参加。
2月1日にはずっと一緒に泳いでくれる1歳児クジラの「ばるたん」と遭遇、夜はアマミノクロウサギの授乳撮影と心に残る1日でした。6日には大笠利の北でザトウクジラの赤ちゃんのストランディング。外傷もなく死因は不明でしたがショッキングな出来事でした。翌日には行政、友人、知人総動員で解剖、埋設作業(海洋展示館でクジラヒゲの展示中)。9日にはホエールスイム中にメカジキに遭遇、10日には宇検村平田にスジイルカのストランディング。12日は鹿児島大学島嶼研シンポジウム「世界自然遺産と奄美の観光エコツーリズムによる保全と利用」で発表。14日には海洋展示館用のVRザトウクジラ映像撮影。
連日クジラ調査が続き、3月10日には久しぶりにマッコウクジラ、真正面からクリックスを当てられ、またひとつ夢が叶いました。生殖器も出ていました。3月下旬は長女の就職と次女の進学で、山梨、京都、福島へ。27日にはかごしま水族館市民講座「ここまでわかった!イルカ研究最前線~日本のミナミハンドウイルカ~」でオンライン発表。4月4日は毎年恒例のASIVIでのホエールウォッチング大感謝祭を開催。総会ではスイムについて情報を共有し議論を交わしました。6日はストランディングしたアオウミガメとタイマイの解剖。9日には奄美少年自然の家で行われたNACSJ自然観察指導員講習でリスクマネジメントの講話、12日は大人の遠足で横当島で潜りました。16日早朝、安木屋場海岸でコビレゴンドウ母仔のライブストランディング、何度も沖へと出しましたが、残念ながら打ち上がり死んでしまいました。翌日に解剖、埋設作業。18日のマッコウクジラ調査では母仔群初確認。モンベルクラブ・サポートカード日本ウミガメ協議会デザイン用にアオウミガメの写真を提しました。27日には大島海峡でコブシメの産卵撮影、ウミウシ撮影も楽しみました。
5月からウミガメ調査を開始、5月7日に宇検村やけうちっこ環境学習世界自然遺産講座でお話ししました。9日にはYouTubeで奄美大島でのミナミハンドウイルカへの餌やり動画が炎上していたので、餌やり禁止の協会ルールの周知を図りました。11日にはアマミホシゾラフグの産卵撮影、19日にはアカウミガメ産卵撮影、20日からは連日国直でサンゴの産卵撮影と夜な夜な撮影に励みました。6月4日にはリューアルした奄美海洋展示館で3年ぶりに対面でのウミガメミーティングを開催。13日には手広海岸でコブハクジラのストランディング。サメが集まってしまい騒動にもなってしまいましたが、翌日には解剖、埋設処理。13日には大和浜、14日には油井小島でミドリイシ属の一斉産卵がありました。
7月2日予定の渡連ウミガメミーティングは荒天により中止、10日は再びアマミホシゾラフグの産卵撮影、19日から鹿児島市のマルヤガーデンズで合同写真展「奄美悠久の自然と文化」を開催、オープニングトークに参加しました。マッコウ調査、ウミガメ調査と同時に水生移入種調査も開始、今年度はコイ5個体、スッポン5個体を捕獲しました。23日は奄美大島世界遺産センターがオープン。28日はサイエンス倶楽部のサンゴ礁観察会、31日には瀬戸内町で奄美群島サンゴ礁シンポジウムに参加しました。
8月1日は有吉の世界同時中継でウミガメ産卵を収録、8月1日-2日はMBCわれはうみの子探検隊で講師、4日-6日は徳之島サンゴ調査、14日にはオンラインでウミガメミーティング「増えゆくアオウミガメを考える」を開催。20日からは奄美パークで合同写真展「奄美悠久の自然と文化」を開催。8月下旬には大浜礁池で一気にサンゴの白化現象が発生し、全域での白化調査を開始しました。夏休みは有明アリーナでBillie Eilish!
9月上旬は台風12号、中旬には14号が接近し、海水温は低下していきました。13日には国直でウミガメミーティングミニターツアーを実施。アマミノクロウサギ交通事故防止キャンペーンの業務でラッピングバスもデザインしました。30日には大島支庁で奄美地区赤土流出防止対策推進協議会講習会で講演。10月は全域でのサンゴ礁モニタリングを行い、白化影響調査を実施。徳之島と奄美大島で未侵入外来生物(両生類)侵入監視等業務の一環で奄美のビッキャキーホルダーの作成や講習会、シロアゴガエルコールバック調査も行いました。25日には奄美群島エコツアーガイド認定講習で奄美の海洋生物を行いました。
11月1日には母校大島高校の大高未来塾で海洋生物や受験の講話。秋休みは埼玉アリーナでGuns N’ Roses!11月13日は加計呂麻島ハーフマラソンでアマミノクロウサギ交通事故防止キャンペーンのお手伝い、15日にはカワウ対策でリュウキュウアユ産卵地周辺にテグス設置。17日は国内ザトクジラの集団構造解明の論文が発表されました。27日は龍郷町海洋教育プロジェクトで海の講話。12月1日は沖縄県立博物館で開催された沖縄ザトウクジラ会議2022で発表。7日は22年連続22回目の瀬戸内町海を守る会主催リーフチェックに参加。13日には奄美クジラ・イルカ協会、奄美海上保安絵部、奄美警察署、名瀬消防署との合同救助訓練、夕方は総会も行い、安全対策やルールについて話し合いました。16日-19日は日本ウミガメ会議2022やんばる大会に参加しました。
21-22シーズンのザトウクジラ延べ出現頭数は1,090群1,767頭、ホエールウォッチング参加者数は4,961名とともに過去最多となりました。ウミガメ類の産卵回数は399回(アカウミガメ96回、アオウミガメ274回、種不明29回)とアカウミガメの産卵が少ない状況が続いています。アオウミガメ亜生体の生息数増加が続いています。サンゴは今夏、大浜礁池や笠利半島東海岸で白化による死滅がみられましたが全体的には影響は局所的で軽微でした。
振り返ってみると相変わらず様々なイベントがあり、例年通り多くの方々に支えられた一年でありました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
みなさまよいお年をお迎えください。
2022年1月
2022年2月
2022年3月
2022年4月
2022年5月
2022年6月
2022年7月
2022年8月
2022年9月
2022年10月
2022年11月
2022年12月
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12/31 よいお年を
http://amami.exblog.jp/241321088/
2021-12-31T13:01:00+09:00
2021-12-31T18:16:20+09:00
2021-12-31T13:01:39+09:00
Katsuki_Oki
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2021年も多くの皆様にお世話になりました。ありがとうございました。
一年を振り返ります。年明けはエコツアーガイド講習テキストの執筆〆切に追われつつ、ホエールウォッチング(以下WW)シーズンに突入し、エコツアーガイド映像撮影や小湊子供会のWW体験がありました。1月中旬からは奄美空港で写真展「生命湧く奄美の海」を開催しました。1月からザトウクジラの母仔群、母1歳児群と泳ぐことでできました、沖合ではマッコウクジラとも急接近。2月はクジラ調査と同時進行で、海域調査サンゴのライン解析を進めつつ、国立公園管理運営計画で喜界島、与論島、沖之永良部島へ出張。3月中旬には再び喜界島でウミガメミーティング。徳之島にもクジラ調査に行きました。
4月上旬のWW大感謝祭開催後は、島内でも新型コロナウイルスの影響が拡がり、観察会、イベント等は全て中止しました。TVロケで秋元才加さんのダイビングシーンを水中撮影しました。2021年は奄美博物館WEB配信動画や奄美海洋展示館リニューアル展示映像、奄美大島PR動画、エコツアー動画、自然遺産関連特番等の撮影や取材対応が多い年でした。4月にはルリカケスの巣立ち雛を撮影しました。5月にはウミガメ上陸・産卵調査を開始。国立公園海域公園調査では奄美大島、喜界島、徳之島で候補地の調査を実施。6月にはアマミホシゾラフグの産卵撮影にやっと成功し、実久や大和浜でのミドリイシ属一斉産卵にも立ち会えました。特に大和浜のクロマツミドリイシの産卵は、バンドルに視界を遮られ息苦しくなるほどの大産卵でした。6月12日にはウミガメミーティングをオンラインで初開催し、国内外100名以上の視聴がありました。
7月上旬には、新規WW可能性調査の一環で20年ぶりに知床WW視察。斜里町、羅臼町のWWを視察し、事業者の皆様にヒアリング調査をさせていただきました。7月9日夜間ウミガメ調査中に安木屋場海岸でUFOと遭遇(たぶんロケット?)。調査しながらアカウミガメ、アオウミガメの産卵・脱出撮影も行いました。7月26日に奄美大島・徳之島・沖縄島北部・西表島は世界自然遺産に登録されました。7月27日にビラ海岸にカズハゴンドウのストランディング。7月30日~8月1日のマッコウ調査ではコブハクジラやコビレゴンドウ、シワハイルカが出現。クロヘリメジロザメやアカアシカツオドリにも出会えました。
8月中旬には新規WW可能性調査の一環で15年ぶりの小笠原視察、ドルフィンスイムツアーやエコツアー視察や事業者やWW協会、観光協会の皆様にヒアリング調査をさせていただきました。夏は水生移入種調査も実施し、2021年はコイ7個体、ナイルティラピア4個体、スッポン11個体を捕獲しました。住用川でのコイ最大個体は体長81.5cm、重量12.7kgでした。2021年奄美大島のウミガメ類上陸回数は431回、産卵回数は326回(アカウミガメ59回、アオウミガメ241回、種不明26回)でアカウミガメの産卵回数は過去10年で最少となりました。
9月~10月はサンゴ礁モニタリング調査、ドルフィンスイム可能性調査、マッコウ調査を進め、9月25日には第2回目のオンラインでのウミガメミーティングを開催しました。10月23日の自然遺産登録祝賀イベントでは海洋生物等の映像を提供した奄美大島PR動画「いのち、むきだし。奄美大島」が公開されました。10月12日には奄美大島東海岸に福徳岡ノ場の海底噴火の軽石が漂着し始めました(現在も漂着あり)。10月28日には夜間通行自粛になるスタル又林道で最後の夜間撮影をしました。長浜港でタイマイ、赤尾木海岸でアオウミガメのストランディングがありましたが軽石の影響によるものではありませんでした。
11月2日には大島海峡でイルカ調査中にテングガイガ甲羅に付着したアオウミガメを緊急保護。11中旬には国立公園管理運営計画検討会で喜界島、与論島、沖永良部島へ。11月29には瀬戸内町、12月1日には奄美市笠利町で、海岸利用適正化検討会を行いました。12月5日には今年一番の大仕事であるシンポジウム奄美のクジラ・イルカ2021~創造する未来~を奄美市市民交流センターマチナカホールで開催し、YouTubeでのライブ配信も行いました。12月7日には笠利湾で今季初のザトウクジラを確認。12月上旬にウミガメ協議会理事会出席のため神戸出張、中旬にオンタインで日本ウミガメ会議参加。11月下旬から観察していたアマミノクロウサギ も巣立ちし、年内〆切のウミガメ調査や水生生物調査報告書を無事提出したところで、今年ももうすぐ終わりそうです。
みなさま良いお年をお迎えください
2021年1月
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12/5 シンポジウム「奄美のクジラ・イルカ2021」開催!
http://amami.exblog.jp/241274481/
2021-11-16T09:42:00+09:00
2021-11-16T09:42:53+09:00
2021-11-16T09:42:53+09:00
Katsuki_Oki
クジラ&イルカ
【シンポジウム「奄美のクジラ・イルカ2021」〜創造する未来〜】
奄美大島、徳之島においては、この10年間でホエールウォッチング事業が確立され、冬場の観光形態が大きく変化しました。本シンポジウムでは、これまでのホエールウォッチングの取組を、最新の調査・研究結果を交え振返り、次の10年へ向けた新たな可能性を探ります。
開催日時:2021年12月5日(日)18:00〜20:00
開催場所:奄美市 市民交流センター マチナカホール
主催:奄美海洋生物研究会、奄美クジラ・イルカ協会
後援:奄美群島広域事務組合
※入場無料・事前申込不要
【シンポジウムプログラム】
18:00-18:05 開会挨拶
<発表>
18:05-18:25
1. 奄美大島におけるホエールウォッチング
〜奄美クジラ・イルカ協会の歩みと新規鯨類ウォッチング可能性調査中間報告〜
興克樹(奄美クジラ・イルカ協会)
18:25-18:45
2. 国内のザトウクジラ海域間交流研究の最新情報
〜奄美のザトウクジラはどこへ!?〜
小林希実(沖縄美ら島財団)
18:45-19:05
3. 個体識別とアンケート調査からわかった薩南諸島のミナミハンドウイルカ
〜奄美大島を中心に〜
船坂徳子(三重大学)
19:05-19:15
4. 奄美群島における市民参加型ミナミハンドウイルカ出現情報の収集
興海佑(帝京科学大学)
19:15-19:35
5. 奄美の5WD 〜エコツーリズムを支える5つの主体とクジラ・イルカ〜
森恭一(帝京科学大学)
19:35-19:55
<総合討論>
コーディネーター:興克樹
パネラー:発表者、才秀樹・太田健二郎・鈴木竜爾(奄美クジラ・イルカ協会)
奄美の鯨類ウォッチングのこれから・発表についての質疑応答
19:55-20:00 閉会挨拶
○YouTubeライブ配信 12/5 17:50〜20:00 https://youtu.be/296-BkyipmM
※本シンポジウムは「奄美群島広域事務組合 令和3年度奄美群島民間チャレンジ支援事業(新規鯨類ウォッチングツアー確立にかかる調査・研究事業)」の一環で開催します。
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9/25 ウミガメミーティング開催
http://amami.exblog.jp/241204086/
2021-09-21T22:45:00+09:00
2021-09-21T22:45:56+09:00
2021-09-21T22:45:56+09:00
Katsuki_Oki
ウミガメ
【9/25ウミガメミーティング開催】
9月25日(土曜日)午後6時からオンラインでウミガメミーティング(調査報告会&観察会)を開催します。お気軽にご参加ください。参加費無料、事前申込不要です。
興 克樹さんがあなたを予約されたZoomミーティングに招待しています。
トピック: 第2回 奄美大島ウミガメミーティング
時間: 2021年9月25日 06:00 PM 大阪、札幌、東京
Zoomミーティングに参加する
https://us02web.zoom.us/j/85367925809...
ミーティングID: 853 6792 5809
パスコード: 157789
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6/12 オンライン ウミガメミーティング開催
http://amami.exblog.jp/241017808/
2021-06-07T16:34:00+09:00
2021-06-07T16:34:22+09:00
2021-06-07T16:34:22+09:00
Katsuki_Oki
ウミガメ
6月12日(土)午後7時からオンラインでウミガメミーティングを開催します。参加費無料、事前申込不要です。興 克樹さんがあなたを予約されたZoomミーティングに招待しています。
トピック: 奄美大島 オンライン ウミガメミーティング
時間: 2021年6月12日 07:00 PM 大阪、札幌、東京
Zoomミーティングに参加する
https://us02web.zoom.us/j/81042096670...
ミーティングID: 810 4209 6670
パスコード: 8gjzHv
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1/1 あけましておめどとうございます
http://amami.exblog.jp/240773687/
2021-01-01T16:01:00+09:00
2021-01-01T16:01:17+09:00
2021-01-01T16:01:17+09:00
Katsuki_Oki
未分類
今年もよろしくおねがいします]]>
12/31 よいお年を
http://amami.exblog.jp/240771514/
2020-12-31T13:15:00+09:00
2020-12-31T13:15:49+09:00
2020-12-31T13:15:49+09:00
Katsuki_Oki
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2020年も多くの皆様にお世話になりました。ありがとうございました。
備忘録に一年を振り返ります。年末年始に海岸利用調査のヒアリングを行いながら、ザトウクジラシーズンが始まりました。1月は広範囲を探しても鯨が見つからず辛い日もありました。1月中旬からは奄美空港で写真展「魅惑のザトウクジラ」を3月末日まで開催。この頃はまだ出張ついでにライブ観戦もできていましたが。1月にはクジラ調査の合間に朝日中学校で海洋生物の講話、嘉徳海岸のアカウミガメ孵化率調査もありました。3月には新型コロナウイルスの影響が出始めて、友人の来島自粛もありました。リーフレット「陸から発見!奄美のクジラ」も完成し、年度末恒例の報告書作成を乗り切り、クジラシーズンは終了。出現は587群979頭、WW参加者3,684名(うちスイム1,526名)と過去最多でした。今シーズンは、生殖器を出したオス個体や妊娠メス個体の発見もあり、スイムを通した繁殖生態解明の可能性も感じたシーズンでした。
4月1日には、新型コロナウイルス感染防止対策を行い関係者のみで奄美クジラ・イルカ協会総会およびWW大感謝祭を開催。横当島への大人の遠足もありました。4月にアメリカ西海岸、6月にイタリア、夏に知床半島、秋に小笠原諸島視察を予定していましたが、コロナの影響で全て断念。ウミガメミーティングも今年は開催を見送りました。5月にはウミガメ調査を開始。ヒエン浜では、ワイヤーメッシュを利用したリュウキュウイノシシによるウミガメ卵採食防止試験を開始。並行して海域公園サンゴ調査も開始。6月中旬にはサンゴ産卵調査があり、国直と実久でミドリイシ属の一斉産卵を確認することができました。6月下旬からは新規ホエールウォッチング可能性調査を開始、マッコウクジラウォッチングやミナミハンドウイルカとのドルフィンスイムの可能性を調査しました。
7月には世界自然遺産登録は延期となりましたが、今後のオーバーユース等も考慮し、ウミガメシュノーケリングやボートシュノーケリング、海浜の利用実態調査を行い、ルールの検討も行いました。8月2日には笠利半島海域公園のサンゴ礁観察会に参加。並行して移入水生生物調査も開始、11月までに半田川でソードテール、スッポン、大美川でコイ、ナイルティラピア、中勝川でスッポン、住用川でコイ、役勝川でスッポン、河内川でスッポンを捕獲しました。8月にはウミガメ孵化率調査も実施。今年のウミガメ上陸回数は772回(アカウミガメ174回、アオウミガメ428回、種不明170回)、産卵回数(アカウミガメ111回、アオウミガメ335回、種不明100回)で、産卵は昨年比186.3%と増加しましたが、2012年の約半数で、特にアカウミガメの減少傾向が続いています。9月中旬からはかごしま水族館で写真展「命湧く奄美の海」を開催しました(2021年1月中旬から奄美空港到着ロビーにて開催予定)。
10月上旬ザトウクジラのID整理と他海域との照合作業。中旬には喜界島リーフチェックに参加。11月にかけて島内でのサンゴ礁モニタリングも実施しました。11月下旬には住用川で大型のコイ11尾を捕獲。12月上旬はリュウキュウアユの産卵調査。5年ぶりに大産卵を確認することができました。中旬には2018年5月に大和村漂着したコビレゴンドウの骨格掘り起こし。19日に勇魚会(海棲哺乳類の会)、19-20日に日本ウミガメ会議オンライン大会に参加。24-25日はストランディングしたアオウミガメの解剖。今年はアオウミガメ8頭、アカウミガメ3頭、タイマイ2頭、ハンドウイルカ1頭、サラワクイルカ1頭のストランディングがありました。下旬にやっと年内締め切りの調査報告が完了し、宿題を来年に持ち越して、今年も一年が終わります。
来年はよりよい年になりますように
WEBあまみじかん サンゴの大産卵WEBあまみじかん ウミガメを見守る
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10/29 大浜着床具回収
http://amami.exblog.jp/240658592/
2020-10-29T23:59:00+09:00
2020-10-30T20:43:44+09:00
2020-10-30T20:32:53+09:00
Katsuki_Oki
サンゴ
大浜の水温ロガー交換と着床具回収。台風に耐えていました。
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10/23 タイマイ
http://amami.exblog.jp/240656179/
2020-10-23T23:59:00+09:00
2020-10-29T13:18:39+09:00
2020-10-29T13:18:39+09:00
Katsuki_Oki
ストランディング
タイマイのストランディング
SCL79.5mm
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10/22 シイラ&ドルフィンスイム
http://amami.exblog.jp/240658619/
2020-10-22T23:59:00+09:00
2020-10-30T20:46:11+09:00
2020-10-30T20:46:11+09:00
Katsuki_Oki
クジラ&イルカ
シイラ&ドルフィンスイム
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10/18 喜界島リーフチェック
http://amami.exblog.jp/240658644/
2020-10-18T23:59:00+09:00
2020-10-30T20:55:42+09:00
2020-10-30T20:55:42+09:00
Katsuki_Oki
サンゴ
10/18喜界島リーフチェック
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10/11 子ガメライブストランディング
http://amami.exblog.jp/240658653/
2020-10-11T23:59:00+09:00
2020-10-30T20:59:40+09:00
2020-10-30T20:59:40+09:00
Katsuki_Oki
ストランディング
宿題のザトウクジラID照合作業なんとか終了。合間に台風による子ガメのライブストランディングもありました。
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10/6 水生生物調査終了
http://amami.exblog.jp/240658664/
2020-10-06T23:59:00+09:00
2020-10-30T21:03:38+09:00
2020-10-30T21:03:38+09:00
Katsuki_Oki
水生生物
今年の移入水生生物調査終了
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