昨年実施した
調査で奄美市の5河川で3種8個体の淡水カメが捕獲されました。奄美大島において淡水カメは全て移入種になります。在来の水生生物に悪影響を及ぼしている可能性もあり、今年度は島内の河川約60地点で淡水カメ分布調査を行います。奄美市委託調査で特別採捕許可を受け、調査地点に淡水カメ捕獲専用カゴ網を設置しますので、ご協力をお願いします。目撃情報もお待ちしております。
なお、下記の関連イベントも開催予定です。市街地の河川に放流されている淡水カメやニシキゴイのあり方についても様々な議論ができたらと思います。身近な河川にも希少種が生息しています。夏休みの自由研究にもご活用下さい。
7月27日(日)
アメリカザリガニ捕獲大作戦! 10:00-12:00 小湊
8月16日(土)
水生生物観察会 10:00-12:00 下方地区(小宿川)
14:00-16:00 上方地区(浦上川、仲勝川、有屋川)
8月17日(日)
水生生物観察会 10:00-12:00 名瀬新川(和光トンネル下〜みどり橋)
8月17日(日)
奄美の水生生物多様性シンポジウム
14:00-17:00 奄美博物館3階企画展示室
基調講演「日本における外来種ミシッシッピアカミミガメ」
神戸市立須磨水族園研究員 谷口 真理 氏
事例報告「須磨海浜水族園のアカミミガメ防除の取り組み」
神戸市立須磨水族園研究員 三根 佳奈子 氏
「知って!守ろう!奄美の希少水生生物(仮題)」
奄美リュウキュウアユ保存会 米沢 俊彦 氏
「分布拡大を食い止めろ!奄美のアメリカザリガニ(仮題)」
奄美アメリカザリガニバスターズ 西 真弘 氏
「ここまで分かった奄美の淡水カメ〜分布調査結果報告〜」
奄美海洋生物研究会 興 克樹 氏
パネルディスカッション
「奄美本来の川を取り戻すために、みんなができることは?」
コーディネーター:興克樹
パネリスト:行政担当者、講演者、地域住民・子ども会代表(予定)